日ごとの花粉飛散数

 日ごとの花粉飛散数をみると、このようになりました。
 12月から1月中旬まではほとんどカウント0が続きます。最初は本当にカウントされるのか訝っていました(笑)。
しかし、1月末になると、いきなりカウントが上がります。これは恐らく杉花粉と思われます。実際、この頃から
症状が出始めました。しかし、花粉と判定されるものはかなり少なく、これは本機の特性と思われます。
 以前示したように、日ごとの飛散量は気温と明らかに相関があるようです。また、雨の日は当然少なくなります。
3月に入ると非常に多く飛散する日が見られるようになり、この時点で顕微鏡分析をする必要がありそうです。
4月上旬に猛烈な飛散量を記録しますが、これは時期から見て桜でしょう。一旦終息するように見えて、また
飛散します。この時期、色々な花が咲きますからね。しかし、5月に入るとさすがにほとんど見られなくなります。
 以上のように、本機ではトータル微粒子数のほうがより実際の花粉飛散量を把握しやすいように思えます。
偏光特性を活かした分析がウリなのですが、「90%花粉」と判定されるカウント数はあまりに少ないように思えます。
この結果はメーカに送って検討してもらおうと思っています。

 来季については、今季との比較が可能なように、一応このままの状態で観測を続けようと思っています。



黄, 総微粒子数
赤, 70%以上の可能性で花粉と判定される微粒子
ピンク, 90%以上の可能性で花粉と判定される微粒子