研究テーマ ; 森林の物質生産・蓄積量評価,根系の動態
所属学会; 日本森林学会,日本生態学会,日本緑化工学会,日本根研究会
根系全体は深さ約1〜2m程度の土壌に分布していますが,機能及び構造の点で太い根(根株含む)と細い根に分けられます.太い根は肥大成長により年輪をつくって少しずつ成長しほとんど死なないのに対し,細い根は寿命が数ヶ月から数年程度と短く,頻繁に成長と枯死を繰り返しています.これら2種類の根を合わせて根系全体の生産量を求め,これまであまり注目されてこなかった地下部の根の挙動に光を当て,さらに地上部の値と比較することをスギ・ヒノキ人工林や広葉樹林で測定してきました.
私自身平成20年度より新設された森林資源循環学研究室に移りましたが,今後これまで以上に地下部根系が森林の物質生産・物質循環に与える影響に着目しつつ研究を進めていくつもりです.
森林資源循環学研究室HPへ戻る
森林科学科HPへ戻る
(2010.5.10更新)
ヒノキ人工林における画像解析を用いた細根に関する研究(修士論文)
水辺域に生育する樹木根系の成長解析(修士論文)
異なる斜面位置に生育する高齢ヒノキ林の物質生産
スギ風倒木の根系現存量調査
衰弱したアカマツの細根形態について
大枝演習林における木本外来種に関する研究
年輪解析によるヤナギ群落の成長量評価
京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 環境科学専攻
森林資源循環学研究室
糟谷信彦: 助教